甘辛LOVER

旧:where there is no haiku

140627 id:screwflysolver

高校の修学旅行が長崎だったので、平和教育はもちろん原爆資料館被爆者の方のお話だった。

話の中で一番覚えているのが、原爆投下の翌日か数日後くらいに、近所のお兄さんが「馬油を塗るといい」と言ってどこからか馬油を手に入れてきて、その辺りに住んでた人たちは身体にそれを塗ったというエピソード。
馬油を塗った人たちは、塗らなかった人のようなケロイドができなかったと。
私は座ってた位置が遠かったので、語り部の方の肌はよく見えなかったのだけど。

それからずっと、
お兄さんはどこから「馬油がいい」と聞いたのかしら。
ケロイドなんて数日でできるものじゃないのだから、広島からの情報なわけないし。
なんで馬油なのかしら。他の獣油とか植物油じゃダメなのかしら。
っていうかそもそも馬油のおかげだったのかしら。

などと思っていたのだけど、さっき調べてみたら、火傷や切り傷に馬油を塗るという民間療法があるんですね…。知らなかったよ…。
ということは、お兄さんは火傷なりの皮膚の傷病に対する一般的な治療法として馬油の話を聞いたのか。
ちょっと納得。

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